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真野郷土史

浜自治会会長として

4_役員の決め方

適所適材は無理

 当自治会の役員の任期は2年です。そして、よほどのことがない限り、 2度再選され、5年から6年活動し、 最後に会長職を経て引退します。 ですから、会長になったときの新役員は、引退した会長の代わりに選出された1名か2名で、 あとは引き続き役員として残ってくれたメンバーになります。 本来なら適所適材で役員をお願いすべきですが、 限られた条件があまりにも多く、 当自治会では、新人は「広報委員」か「整備委員」から始めることになっています。 三役以外では、特にこの2つの委員の活動が多く、順番に負担しようというためです。 私が委員に入るまでは、自治会の仕事のメインは地域の要望を県や市に出し、 それを実現することでした。ですから、 「土木委員」を誰がするかということが中心だったようです。 どこどこの道路を修理させたとか、どこどこの河川工事をやらせたとかいったことが、 そのときの会長の評価となっていたようです。 地域がよくなることですから、それはそれでいいのですが、 このとき市会議員や県会議員の力をかりて陳情にいくといった、 この持ちつ持たれつといった関係は、 私自身はあまり好きではありません。 そして、そのような方法がまかり通る時代ではなくなってきています。 事実、道路の補修についてもインターネットの「道の相談室」というサイトに直接連絡を取りました。 上から連絡があったとすぐに改善してくれました。 予算がなければ誰が何を言ってもしてくれません。 少し話がそれましたが、適所適材で役員を選ぶということは無理です。 私の場合は、副会長のときに他の役員の方の動きを観察し、 その時点でほぼ決めていました。日ごろの発言や行動を見て決断するしかありません。

役員の仕事

 私が始めて役員に入った頃は、 仕事についてくわしい説明はありませんでした。 行事が近づくとそれは○○委員の仕事とその場で言われたり、 会長がすでに仕事を終えていて事後連絡というような場合もありました。 これでは単に毎年繰り返しの活動しかできないと思い、 わかりきったことも含めて年度当初に会長からのお願いという形で、 仕事の紹介をしました。 上にも書きましたが、 適所適材に役員を配置するほど人数がいるわけではありませんから、 積極的な人には動きやすく、 そうではなければカバーしていくことで会を進めていくべきです。
役員名簿

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