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地域活動から見た真野

浜自治会長として

 2006年4月から2007年3月まで、浜自治会長として活動した記録です。 「How to 自治会長」というサイトで公開した内容を一部変更して再掲載しました。 文書に関しては、テンプレートとして公開しています。
(手元の「真野郷土史」は原本で保存しています)

まえがき

 自治会長は、以前ですと区長と呼ばれ、地域の名士の方がやられたものですが、 今では選挙や持ち回りで引き受ける方が多く、自分の仕事や生活を犠牲にして、 やられている方がほとんどです。
 私も行事があるごとに年休をとり、時には自己負担で余計な支出も生じ、 得なことは何もありませんでした。 しかし、やるからには全力を尽くそうと気持ちを切り替えました。 その結果、地域の方が喜んでいただける活動もあったし、 自分自身の人生経験も豊になったし。 これから、この大役を引き受けられる皆さんも、 きっとそれぞれ良い思い出となる活動になると信じています。

自治会長として、つけておきたい能力

コンピュータが使える能力
 特に文書とメールは必修です。もちろん手書きでコピーもできますが、私がこのページを作っているように将来データの再利用が簡単です。
計画を立てる能力
 他の役員の方の協力もいただくので、行き当たりばったりでは士気があがりません。
敵をつくらない能力
 経営者ではなく奉仕者なので、会員の方と喧嘩したり、関係機関とギクシャクしても地域活動にはなんのメリットもありません。
気配りの能力
 役員会をしてもお茶の1つも出ない、こんな会に出席する人はよほど奇特な人です
会計処理の能力
 限られた予算を使って事業を行うので、常にお金の出入りには注意を払っておかなくてはいけません。使途不明金などがでたら失格です。
能力のないとき
 足りない能力は、他の役員さんで補う。ワンマン社長ではありません。次期会長を育てる意味でも相互協力は大切です。
後日談
 この1年後、私は「膀胱がん」を発症しました。 この時初めて身辺整理をしました。 幸いその後5年間、再発はなく2016年に治療を終了しました。 この間、家族に心配をかけないために、 できる範囲で地域活動には参加させてもらいました。 この地域の自治会活動も大きく変化しています。 子供が学校を卒業したからと、 私の頃に比べて、50件近くも自治会を脱会されました。 もちろんそのような方を責める気はありませんが、 権利ばかりを主張して義務をおろそかにする風潮には危機感を持っています。
最近談
 先日、自治会総会に出席しました。 役員改選でした。参加者は30名程度、会員数150名程度中です。 10年ほど前までは寄合の風潮が残っていて、 会議後は親睦会がありました。 いわゆる飲み食いです。 それがなくなってから参加者、特に旧住民の参加数は激減しました。 新住民の参加数は、はじめからほとんどありません。 飲み食いの批判は正しいと思いますが、 しかし、夏祭りや最近再開した市民運動会の打ち上げの飲み食いは、やっているようです。
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