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真野郷土史

近江国滋賀郡真野郷の郷土史

はじめに

 古くは日本一の米の産地であった近江国。その近江国と京都をつなぐ交通の要所として、真野は発展しました。 ところが、図書館に行って真野の資料を探しても、隣町の堅田に比べて僅かしかありません。 理由の一つは、信長の叡山焼き討ちで、多くの古文書が焼失したことがあげられます。 もう一つの理由として考えられるのは、狭い領域でで天領、知行地、大名の支配地と細分化されていたため、 個々の記録はあるのかもしれないが、まとまった資料として残されなかったのかもしれない。
 そんな中、役員としての活動中に、ゴミのように扱われていた古文書等を見つけ、 このままでは破棄される危険があるので、整理を始めたのがこの真野郷土史を作るきっかけです。

歴史資料からみた真野

 真野について書かれた資料として上げられるのは、 大津市立北図書館所蔵の「真野のむらのきろく」と滋賀県立図書館所蔵の「眞野風土記」の二つです。
新たに、真野北の冊子に普門の中野清明さんの書かれた「私考愚考 真野北部の物語(歴史と伝承)」が あることが分かり、全文を引用として紹介させていただきました。大変興味深い内容です。
県立図書館所蔵の「堅田郷土史」にも、一部、真野について記載がありますので、この三つは全文コピーを取りました。
 次に、私が地域の役員をしている間に整理した「浜自治会資料」と「昌法寺資料」がありますが、 多くはくずし字のため読めなかったり、水害を受け紙がくっついて剥がせなかったりしていて、 今後の修復を待つものが多くあります。

地域活動からみた真野

 浜自治会会長、浜会会長、昌法寺世話方、浜南地蔵盆の係として活動した記録です。 それぞれの活動を通して、共通の問題点としてあげられるのは後継者不足です。 この地域は、人口については増加傾向にありますが、 新規の転入者は自治会への加入はなく、以前に加入した人も次々と退会していくのが現状です。 さらに、旧住民の年配者の中には、地縁団体を昔の寄合のように考えており、 会則や総会を軽視する方もおられます。

統計資料からみた真野

 統計資料が残っているものをまとめ、一覧にしたものです。現在は大津市が統計年鑑をHP上に公開しており、 資料はすぐに手に入りますが、旧資料はなかなか見つかりません。

地域調査からみた真野

 真野川、古墳・遺跡、神社仏閣の記録です。散策記録のサイトもいくつか見られますが、 観光化するのも心配で、記録すべてを公開することはできません。
 google mapを追加しました。地域調査に関係のある場所を表示しています。
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